カッコの自動調整

ソースコード

      
        \DeclarePairedDelimiter{\skakko}{\lparen}{\rparen} % 括弧( )
        \DeclarePairedDelimiter{\mkakko}{\lbrace}{\rbrace} % 括弧{ }
        \DeclarePairedDelimiter{\lkakko}{\lbrack}{\rbrack} % 括弧[ ]
        \DeclarePairedDelimiter{\gkakko}{\langle}{\rangle} % 括弧〈 〉
        \DeclarePairedDelimiter{\abs}{\lvert}{\rvert} % 絶対値| |
        \DeclarePairedDelimiterX{\set}[2]{\lbrace}{\rbrace}{#1\,\delimsize\vert\,#2} % 集合{ }
      
      

解説

mathtoolsパッケージの便利なマクロ. 通常は括弧の大きさを調整するには\left( 式 \right)と記述するが, このマクロを書いておくと, \skakko*{式}と書くだけで括弧の大きさを調節してくれる. \mkakko, \lkakko, \gkakko, \absも同様である. ちなみにskakkoは「small kakko」の略である. \gkakkoは生成元を記述するときに使うことが多いので 「generator kakko」の略として命名している. 絶対他に最適な命名があるはずなので良い案があれば教えてください. また, 集合を\mkakko*{元\mid 条件}のように書くと, 中身によっては縦線\midが適切な大きさになってくれない. そこで上のように\setを定義すると, \set{元}{条件}と書くことで縦線\midが自動的に挿入され, 適切な大きさで表示してくれる.